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拡がる汚染対策に貢献する海洋・河川底質調査

こんにちは!
福井県坂井市に拠点を置き、大阪府や兵庫県をはじめとする全国にて海洋土木工事を幅広く手掛けております、株式会社嶺北潜水です。
港湾工事や海洋調査、水中溶接を得意とし、潜水調査工事や水中溶接切断、海底ケーブル敷設なども施工可能です。
弊社では、海洋および河川の「底質」の調査を行っております。
今や深海にまで広がる汚染から水域を守るためにも、大変重要な業務の一つです。
今回は、この「底質調査」についてご紹介いたします。

環境保護に貢献する底質調査


底質とは、海洋や河川などの水域で水底を構成する表層を指します。
水底を構成する堆積物や岩石も底質です。
底質は、魚や貝など水中の生物が生息する場ですが、有害物質などの蓄積が問題となっています。
このため、底質中の有害物質などの正確な濃度を把握するための調査が行われています。

底質に蓄積する有害物質

底質調査で対象となる有害物質には、鉛などの重金属や生物の腐敗によって発生する硫黄、生物の健康を害するダイオキシンなどがあります。
採取した底質層の分析結果により、法令で定められた基準値を超える有害物質が検出された場合は、表面に清浄な砂などを大量に撒いたり、汚染された底質を除去したりするなど、拡散を防止するための対策が必要となります。

底質の採取方法について

海洋における底質調査で行われる一般的な採泥方法は、以下の通りです。
・ドレッジ(引っかき取り方式)・・・海底面に沿って採取
・グラブ(つかみ取り方式)・・・1定点を採取点としてその周囲の底質を採取
・柱状採泥・・・細長いパイプを底質層に貫入して堆積物をパイプの中に採取
・直接採泥・・・ダイバーの手による直接採取
柱状採泥では、底質の表面だけでなく、何年分かの底質層をそのまま採取することが可能です。
底質表面に問題がなくても、1m下の層は汚染されていることもあります。
ダイバーによる水中での作業による他、船上からロープに吊り下げた柱状採泥器を海中に降ろして底質層に差し込み、採取する方法もよく用いられています。

港湾潜水士1級のスキルをご活用ください!


海洋・河川など水域での底質調査や土木工事を幅広く承っております。
ベテラン潜水士による、安心確実な施工は、ぜひ弊社へお申し付けください。
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折り返し担当者よりご連絡いたします。

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