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初心者にも分かりやすく!2種の水中溶接を解説

こんにちは!
福井県坂井市の潜水工事会社「株式会社嶺北潜水」は、平成23年の創業以来、大阪府や京都府、兵庫県をはじめ日本全国で港湾工事や護岸工事を受注してきました。
弊社が承っている潜水工事では、水中での溶接工事や切断工事が必要になる場面があります。
「水中で溶接ができるの?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
今回のコラムでは「そもそも溶接についてよく分からない」という方にも、水中溶接工事の内容を分かりやすくご紹介いたします。
ぜひ最後までご覧ください。

溶接とはそもそも何か

溶接
溶接(ようせつ)とは、金属を溶かしてつなげる技術のことです。
さまざまな方法があり、目的や金属に応じた溶接法を使用します。
代表的な「アーク溶接」は、溶接棒と母材(溶接したい金属)に電圧をかけて電流を発生させ、その熱を利用して金属をつなげる手法です。
このように高い熱で金属を溶かしてつなげることを、溶接と呼びます。

水中溶接は大別して2種類の方法がある

水中溶接の主な方法は、陸上と同じくアーク溶接です。
しかし水中でのアーク溶接は、溶接の強度の低下や温度管理の点で困難を伴うため、水中ならではの工夫が施されます。
大別して2種の方法があり、ひとつは水中で直接溶接する湿式水中溶接と、もうひとつは溶接部分を水に触れないよう防水を施してから溶接する乾式水中溶接です。

湿式水中溶接と乾式水中溶接

湿式(しっしき)水中溶接は、溶接部分が水に触れたまま行う溶接を指します。
海や河川、プールなどの水中で、構造物が劣化、破損し、緊急処置的に作業するときに使われる手法です。
ただし濁った水の中であれば視野も狭く、溶接中に発生する汚泥に気を付ける必要があります。
乾式(かんしき)水中溶接は、溶接する部分を水に触れさせない状態で溶接する方法です。
溶接棒と溶接する対象が触れ合う部分だけを防水状態にするため、局所乾式水中溶接とも呼ばれ、代表的な方法にハイドロボックス方式、水カーテン方式、ワイヤブラシ方式があります。
水カーテン方式では、溶接部分の周辺に水流でカーテンをつくって溶接局部に空洞を生み出し、安定した溶接が行えるようにします。

水中溶接、切断工事のご用命は弊社まで

お問い合わせ
株式会社嶺北潜水は水中溶接や切断工事の技術を持った、ベテラン潜水士が在籍しています。
安全に配慮しながら、迅速で正確な工事を提供するプロ集団です。
港湾潜水士の国家資格の名に甘んじることなく、自社での研修等を通して、多様なニーズに対応できるよう日々技術研鑽を積んでいます。
水中溶接工事や切断工事のご用命は、ぜひお問い合わせください。
ご依頼をお待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。