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水中でのコンクリート打設方法とは?

こんにちは!福井県坂井市を拠点に、港湾工事や潜水工事、水中溶接の施工を承っております株式会社嶺北潜水でございます。
今回は、弊社が手がける港湾土木工事のうち、水中でのコンクリート打設方法についてお伝えいたしましょう。

水中コンクリートとは?

水中コンクリートとは、水中で打設を行うコンクリートです。
水中でコンクリートを打設すると、材料が分離してしまうため、このようなケースでは分離を防ぐために特殊な混和材を用いることが多くなります。
分離を防ぐために特殊な混和材を使用したコンクリートは、「水中不分離コンクリート」と呼ばれることがあります。
コンクリートは水セメント比が大変重要になりますし、そのバランスが崩れるとコンクリート自体の強度に影響しますので、水中での施工は極力避けるのが望ましいのです。

工法とその特徴

水中コンクリートの施工方法として、トレミー工法とコンクリートポンプ工法があります。

トレミー工法

トレミー工法とは、トレミーと呼ばれる管を水中に突き立て、その管を通してコンクリートを流し込む工法です。
このトレミー管は直径が25~30cmの鋼管で、上部にホッパーを設置します。
トレミー管の先端は、常時コンクリート中に30cm以上埋め込み、海水などがコンクリートに触れないよう留意する必要があります。
最終的には、コンクリートの打上りに伴ってトレミー管を引き上げ、打設完了です。

コンクリートポンプ工法

コンクリートポンプ工法とは、ポンプを使い、直接圧送して打設する工法です。
トレミー工法とは異なり、低所圧送で、配管内が負圧になる場合が多いので、配管が水密でないと周囲の水が浸透する恐れがあります。
一方で、広範囲の打設に適した工法なので、近年多く用いられる工法ともいえます。

嶺北潜水へご相談ください!

潜水工事や海洋調査などの港湾土木工事のご用命は、ぜひ嶺北潜水までお問い合わせください。
弊社は、海洋資源を破壊せず、自然を第一に考えた施工を心がけています。
また有資格者による丁寧な施工を徹底していますので、安心して工事をお任せいただければ幸いです。
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安全施工を第一に考えており、海中での作業に必要な資格の取得はもちろん、資格取得後も1年間の研修を行ってから工事に従事させています。
港湾土木工事は、特殊な工事を伴うので、土木工事の技術者として貴重な経験を積むことが可能です。
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最後までご覧いただき誠にありがとうございました。